それでも笑えれば
2020.12.29
@オンライン劇場ZA
劇団ノーミーツ 第三回公演
「それでも笑えれば」
やっぱり劇団ノーミーツはすごい。
今回は、かなり現実に寄ったストーリーだった。
お笑い芸人のコンビが、コロナでやるはずだった舞台が無くなり、色々葛藤したり選択したりしながら進んでいく。
「選択式演劇」ってことで、観てる途中に選択肢が出てきて、観客がストーリー展開を決めていく。
ネットで書いてる人がいたけれど、時間の短さが1つのポイントな気がする。
直感的に判断しないといけない。
たい焼きをどっちから食べるか、オンライン同窓会の服はどっちにするか、辺りまでは「楽しい~!」って感じだったけど、それ以降の選択肢が思ってたより重要だった…。
全部自分が選択したルートになったので、何か、責任感というか…。(演劇なのでそこまで重く考えなくていいのかもしれないけど。)
コンビ解散の選択肢、三回くらい出てきて切なかった…。
一回目、割り込みが入って投票が中止されましたって出たときに、「うわーっ!」ってなった。すごい。
チャットで、マキちゃんの心情かって言ってる方がいて、なるほど、と思いました。
あと、最後の解散の選択肢、はい、しかなくて泣きそうになってしまった。
でも、それしか選べないことってあるよね…って思いながら…。
これ役者さん大変だろうなぁ。色んなパターンの想定しておかないといけない。
小さいとこでは、マキの同窓会の衣装、ニットに着替えるよりシャツの方が楽だっただろうな~。若干申し訳ない…笑
今回は、見た目で分かりやすくすごい技術があまりなかった気がする。
単独ライブ頑張ろう!ってなったとこの時間経過のカメラワークくらい?
Twitterで上がってた、あのシーンの裏側すごかった。
でもきっと、ものすごい技術がたくさん使われてるんだろうなぁ。
最後の選択肢の分岐とか。あれすごい。
ドローン演出は結局観れなかったのが残念…!
昼と夜で違う演出にするのすごいなぁ。
初の「会う演出」もめちゃめちゃしびれた。すごくいい。
今回は登場人物のリアルな感じがとても良かった。
選択式も面白い。色んなルート観たくなる。
次回作も楽しみです!
「むこうのくに」の再演やらないかなー。
ストーリーと演出がめちゃくちゃ好き。
劇団ノーミーツ、短編も公演も含めて一番好きかも。
二番目は会議を回避する短編のやつ。