星紡ギの夜
2021.4.24
@IMAホール
予定では4/25に行くはずでチケット取ってたけど、緊急事態宣言で無観客になるとのこと。
急きょ当日券で観てきました。
無観客配信もするけど、これはたぶん劇場で観た方がいいやつ!と勘が働き、当日券発売に合わせて光が丘へ。
結果として、観に行ったのは大正解でした。
すごい好きな舞台だった。
どんぐりと山猫、セロ弾きのゴーシュ、注文の多い料理店、銀河鉄道の夜の4編を、山猫が繋いでいく。
宮沢賢治さんは小説も結構読んでて好きですが、舞台めちゃめちゃ良いなぁ。
史也さんの演出と、役者さんたちの演技と、音楽と、映像と、全部が素敵な空間。
さいわいに溢れている空間でした。
オープニングでかねた一郎が出てきて、星紡ギの夜の世界に入る。
今回のセリフが流れていくスクリーンと、それぞれの格好の役者さんが出てくるのがとても素敵で、世界に引き込まれた。
どんぐりと山猫
どんぐりたちが思ってたより元気だった笑
小説読んで、ツイキャスとか聞いて、どんぐりが一番アクション多いってどういうことだ??って思ってたんですが、意味が分かりました笑
なかなか血の気の多いどんぐりたちでした笑
かわいい。
野良猫の動きがとてもかわいい。
ゴーシュが楽長に怒られてるとき、席を立った団員が座るタイミングを逃してずっと立ってるのがかわいかった。
何より、ネズミの子どもの「かあちゃん、おパン」がかわいすぎました。
野良猫、カッコウ、狸の子ども、ネズミの親子と関わっていくうちに、だんだん変化していくゴーシュに向けられた最後のアンコールと、山猫の語りがとても良かった。
現代版 注文の多い料理店という感じ。
最後の、猟師の男の態度が全く変わらなかったところ、「ああ…」ってなりました。
人は食べなきゃ生きていけないし、食べるときに食べ物の気持ちなんか考えない。
食べるときだけじゃなくて、色んなことに通ずる気がする。
山猫軒が消えたとき、男たちの服が上から降ってくるのがすごくいいと思いました。
消えた感じをよく表してた。すごい。
これは、分かってたけどやっぱり良かった。
田口涼さんのカンパネルラ、とても素敵でした。
演目とキャストが発表されて配役が未公開の段階から、涼くんがカンパネルラ演じたら素敵だろうな~と思ってましたが、間違ってなかった。
青年たちが降りないといけないとき、ジョバンニが「僕たちはどこまでも行くんだ!」と言ったときのカンパネルラがとても好き。
全部分かってる車掌さんに、表情と少しの動きだけで、言わないでと伝えるカンパネルラがとても切なかったです。
化石を掘ってる大学士たちが可愛くて、幹土さんの大学士の説明が頭に入ってきませんでした笑
カンパネルラを勧誘したときに焦って張り切るけど怒られちゃうのも可愛いし、そのあとに手順を一つずつ確認しながら作業を進めてるのも可愛すぎた。
最後の群読、めちゃめちゃ好きです。
誰がどのセリフ言ってるのか知りたい。
全体的に祐太さんが可愛かったです。どんぐりも、ネズミの子どもも、大学士も。
4/24のアフタートーク、銀河鉄道チームだったんですが、糸川くんが「後でボケますんで」を言った結果、涼くん、タクさんと「後でボケますんで」が続く。
そして最後の挨拶で、涼くんが「あっ」と忘れてた風に、「明日も~ガンパネルラ!」と最大級のボケを持ってくる笑
田口涼くん、そういうとこだよ笑
絶対確信犯でしょ笑
周りがめちゃめちゃ笑ってる中でしれっとしてるし。微妙に笑いそうな、恥ずかしそうにしてるような表情だったけど。
そこに「ジョバンニ(序盤に)ボケなかったからね」とナイスなツッコミを入れる北村健人さん。上手かったな~。
ジョバンニの糸川くんは、頑張ってたけど思い付かなかったみたいです笑